2018年9月22日土曜日

PictureFan ver.0.36.0 を公開

PictureFan の ver.0.36.0 を公開しました。
ダウンロードはいつもの場所からどうぞ。

今回も多くの機能追加を行いました。
また、いつにも増して沢山の不具合を発見したので、その修正も行いました。
詳しい更新内容は更新履歴をご覧ください。

2018年5月30日水曜日

Visual C++ の wprintf の独自仕様

今でこそかなり改善されましたが、Visual C++ は C/C++ 標準規格に沿わない独自仕様が多いことで有名です。
その中で意外と知られていないと思われるのが、wprintf 系関数で文字列を出力する際の指定子の違いです。

printf で %s を 指定した場合は const char *、%c を指定した場合は char (実際に渡るのは int ですが)を要求されます。

printf("%s %c\n", "string", 'c');

ここまでは当然のことですが、wchar_t が入ってくると話がややこしくなります。
C/C++ の規格上、wprintf などの wchar_t 系の関数であっても、%s は const char *、%c は char が要求されます。
そして、wchar_t を扱いたい場合は、%ls と %lc を使わなければなりません。

/* wprintf に char の文字列と文字を渡す場合 */
wprintf(L"%s %c\n", "string", 'c');
/* wprintf に wchar_t の文字列と文字を渡す場合 */
wprintf(L"%ls %lc\n", L"string", L'c');

しかしながら、Visual C++ はこの規格に従っておらず、wprintf に %s と %c を指定した場合、wchar_t であると解釈します。
また、char を渡したい場合は独自仕様の指定子 %hs と %hc を使う必要があります。

/* Visual C++ の独自仕様により、%s と %c は wchar_t が要求される */
wprintf(L"%s %c\n", L"string", L'c');
/* char を渡す場合、独自仕様の %hs と %hc を使用する */
wprintf(L"%hs %hc\n", "string", 'c');

2018年2月22日木曜日

PictureFan ver.0.35.0 を公開

PictureFan の ver.0.35.0 を公開しました。
ダウンロードはいつもの場所からどうぞ。

今回もサムネイルを中心に多くの機能追加と不具合修正を行いました。
詳しい更新内容は更新履歴をご覧ください。

2018年2月18日日曜日

GraphEdit と proppage.dll / evrprop.dll の入手方法

2019/11/6 追記

いつの間にか SDK に GraphEdit が復活していました。
デフォルトのパスでは C:\Program Files (x86)\Windows Kits\10\bin\(SDK のバージョン)\x64|x86 にあります。
しかし、evrprop.dll が見当たらないのですが…。

以下元記事

DirectShow を利用したプログラムの開発に有用なツールとして GraphEdit があります。
GraphEdit は Windows 7 までの Windows SDK に含まれていたのですが、Windows 8 以降の SDK からは削除されてしまいました。
Microsoft 的には「DirectShow なんか止めて Media Foundation を使え」ということなのでしょうが、未だに多くのプレイヤーやフィルタが DirectShow 向けに開発されているのが現状です。

GraphEdit は Windows 7 の SDK をインストールすれば手に入る訳ですが、GraphEdit のためだけに大きい SDK をインストールしたくはないし、Windows 10 では素直にインストールできなかったりします。
そこで、SDK をインストールせずに必要なファイルだけを取り出す方法をメモとして残します。